台風16号 急速に発達しつつ北上 週明けには日本の南で「猛烈な」勢力に
2021年09月25日07:06
台風16号 勢力を強めながら北上
今後、フィリピンの東から日本の南へ北上を続けながら、台風16号は急速に発達する見込みです。26日(日)午前6時には中心気圧は955ヘクトパスカル、さらに28日(火)午前3時には915ヘクトパスカルにまで下がるでしょう。台風の勢力も26日(日)には「強い」勢力、27日(月)には「非常に強い」勢力、28日(火)には「猛烈な」勢力と、日ごとに勢力を強めていく見込みです。
日本への影響は
さらに台風は北上を続け、29日(水)頃から30日(木)頃になると、西日本には台風周辺からの湿った空気が流れ込み、雨が降るでしょう。10月1日(金)頃にかけて台風本体の雨雲がかかり、西日本から北日本にかけて雨になりそうです。
30日(木)頃から沖縄や奄美、小笠原諸島など徐々に暴風警戒域にも入ると予想されるため、暴風や高波にも警戒が必要です。
まだ予報円も大きく、台風の進路の予想には幅がありますが、いずれにしても来週は後半を中心に、日本列島は台風の影響を少なからず受けそうです。
台風に備えて 今のうちにできることを
台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点ついて、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。