10日も厳しい残暑 40℃の酷暑に迫る所も 3連休~お盆も暑さは留まること知らず
2024年08月09日16:34
三重県で観測史上初めて40℃台 各地で厳しい暑さ
また、高松市では今日で15日連続の猛暑日となり、2015年に記録した14日の最長記録を更新しました。(統計開始は1941年)
さらに、兵庫県淡路市、福岡県太宰府市、熊本県甲佐町では、今日で22日連続の猛暑日となっています。早く止まってほしい記録ではありますが、2020年に岡山県高梁市で記録した24日(日本記録)が迫ってきました。
3連休~お盆も危険な暑さ 40℃に迫る所も
12日にかけての3連休は広い範囲で猛暑日となり、名古屋では連日39℃と危険な暑さになるでしょう。13日からのお盆期間も東海以西では猛暑日が続出し、うだるような暑さが毎日のように続く見込みです。こまめな水分補給、適度な塩分補給を怠らないようにしましょう。
また、8日の地震で避難所での生活を余儀なくされている方、復旧へ向けて重労働をされている方は、くれぐれも無理をなさらないでください。
プレクーリングで熱中症予防
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。
災害時の熱中症対策
また、被災した場合は、普段行わない災害時の復旧作業という重労働を行います。気温や湿度が高い環境での慣れない重労働は、熱中症になる危険性を高めます。復旧作業はしっかりと熱中症の対策を行い、適宜休憩を取りながら行ってください。
気温や湿度が高くなる時は、いつでもどこでもだれでも熱中症にかかる危険性があることを意識して、熱中症の予防・対策を行うようにしましょう。