火星大接近中 観察のチャンス 東北
どこの空?何時?天気は?
また、最接近の7月31日の前後数日は20時頃に、東から西にかけて火星、土星、木星、金星が一度にそろいます。このとき、火星は赤く明るさが際立っていますので、すぐに見つけられるでしょう。
夏休みの思い出に、ぜひ夜空を見あげてみてください。湿った風の入る沿岸部では、雲がかかって見えにくい可能性もありますが、「火星の大接近」は、その瞬間だけのことではありません。最接近は7月31日ですが、前後数週間は接近した状態が続くため、8月いっぱいまでは普段より明るい赤い火星を観察することができます。目先は、週末にかけても晴れ間の出る日が多い予想ですので、チャンスはまだまだ続きます。
明るさや模様を楽しんで!
また、望遠鏡を使えば、「極冠」と呼ばれる白っぽいエリアや、時間によっては黒っぽい模様の「大シルチス」など、表面の模様まで観察することもできるそうです。(大規模な砂嵐が発生していて、模様は見えにくい可能性もあります。)
仙台市天文台では、8月3日まで特別観望会を開催しています。夏休み期間中ですので、自由研究にも良さそうです。
火星はおよそ15~17年ごとに大接近し、次に距離が6000万kmを切って最接近するのは、2035年9月になるそうです。