今年初の上陸台風へ 雨・風への備えあす(26日)までに
連休明けの日本列島に台風が襲来。東日本や東北を中心に甚大な被害をもたらした2019年19号以来2年ぶりの“上陸台風"のおそれ。雨や風が穏やかなうちに備えを十分に行ってください。
台風8号情報(18時最新)
台風8号は7月25日18時現在、南鳥島近海にあって、1時間に15キロの速さで北へ進んでいます。中心付近の最大風速は20メートル、中心から南東側700キロ以内と北西側390キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いていて、「大型」の台風です。今後、進路を徐々に西寄りにシフトし、27日火曜日の午後に東日本から東北地方に接近、上陸する恐れがあります。台風が上陸することになれば、東日本から東北に甚大な被害をもたらした2019年19号以来2年ぶりのことです。
雨や風の警戒期間
今回は東の海上から影響が出る異例の台風です。雨や強風の警戒期間をまとめました。先に影響が出るのが東北の太平洋側で主に福島県や宮城県です。あす26日の夜には台風の外側の発達した雨雲がかかり、一部で激しい雨になるとみられます。関東では日付が変わって、27日には千葉県や茨城県など沿岸部から雨や風が強まります。台風の勢力や進路次第では予想よりも雨量が多くなり、27日は警報級の大雨となる可能性があります。甲信地方や北陸では主に雨に対して警戒が必要で、27日の午後から28日の午前中は所々で激しい雨が予想されます。
雨や風が強まる前までに備えを万全にしておく必要があります。台風襲来前に備えを再確認しましょう。最寄りの避難所、そこまでの道のりは大丈夫ですか?外に出している自転車をしっかりと固定し、鉢植えなどは飛ばされる心配がありますので、部屋に移動しておきましょう。また、ヘルメットや毛布、ペットボトルなどの非常用品、停電に備え、携帯ラジオやスマートフォン、懐中電灯も準備しておきましょう。