週末 真冬並み寒気で寒の戻り 関東の山や西日本も雪
週末から一気に寒くなります。土曜は雨の降る関東で真冬の寒さとなり、山は雪に。寒さの底は月曜で、西日本でも日本海側を中心に雪の降る所があるでしょう。急な「寒の戻り」にお気をつけください。
急な「寒の戻り」に気をつけて
きょう13日(金)は4月並みの陽気となった所が多く、関東では最高気温が20℃近くまで上がった所もありました。ただ、この暖かさもきょう13日(金)まで。週末からは全国的に強い寒気が流れ込み、各地で「寒の戻り」となるでしょう。
土曜は関東甲信、東北の太平洋側でグッと寒くなる
14日(土)に特に寒くなるのは関東甲信と東北の太平洋側です。本州の南海上を進む低気圧の影響で、朝から冷たい雨が降るでしょう。山では雪になりそうです。雨や雪は日中にかけて降り続き、昼間も気温はほとんど上がりません。むしろ朝よりも下がる所が多く、傘を持つ手が冷たく感じられるでしょう。東京都心の最高気温は、13日(金)は18.7℃でしたが、14日(土)は10℃に届かない予想。日中は5℃前後まで下がる可能性もあります。北東の冷たい風が吹いて、真冬の寒さが戻りますので、暖かい服装でお過ごしください。
日曜~月曜 寒気の底
15日(日)から16日(月)は冬型の気圧配置となり、一時的ではあるものの、広く真冬並みの強い寒気が流れ込みます。上の図のように「平地で雪が降る目安」となる、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が、西日本まで覆うでしょう。
このため、北陸から北の日本海側だけでなく、近畿北部や山陰も標高の高い山を中心に雪になりそうです。久しぶりに雪の積もる所もありますので、峠道の車の運転は路面状況の変化にご注意ください。また晴れ間の出る太平洋側も冷たい北西風が吹きつけます。特に16日(月)は晴れても最高気温が10℃程度という所もあり、冬の装いがおすすめです。
なお、寒さは一時的で、来週は徐々に気温が上がります。桜のつぼみが一気に膨らみ、開花の便りも続々と届きそうです。