今日11日も各地で雷雲が発達 落雷・突風・急に強まる雨に注意 滝のような雨も
北陸以北は午前 関東以西は午後も 雨雲・雷雲が発達
北日本から西日本にかけて、雨雲が列を成しており、岐阜県で記録的短時間大雨情報(0時50分までの1時間に恵那市飯地町で104ミリの猛烈な雨)が発表されるなど、所々で雨脚が強まっています。
秋雨前線は、ゆっくりと南下する見込みです。
北海道と東北、北陸は昼前まで、関東から九州、沖縄は夜の帰宅時間帯にかけても、雨雲や雷雲の発達しやすい状況が続くでしょう。
降っている雨が一旦やんで晴れたとしても、再びザッと強い雨が降ってくる可能性があります。雨具は手放さないほうが良さそうです。局地的には滝のような非常に激しい雨が降って、道路が一気に冠水するなど交通に影響が出ることも考えられます。落雷や突風にも、十分な注意が必要です。
予想される雨の量
北海道:60ミリ
東北:60ミリ
関東甲信:120ミリ
北陸:60ミリ
東海:100ミリ
近畿:80ミリ
九州南部:180ミリ と予想されています。
すでに、これまでの大雨によって所々で地盤が緩んでおり、今後の雨により土砂災害の危険度がさらに増す恐れもあります。また、低い土地の浸水、川の増水や氾濫にも警戒が必要です。
大雨の時に危険な場所
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。