ゴルフのOBに関する基本ルールをわかりやすく解説
2023年01月06日
本記事では、ゴルフのOBに関する基本ルールや、OBになってしまった場合の対処法などをわかりやすく解説します。
ゴルフのOBとは?
OBは、それ以上先にボールが入ってしまうとコースに戻れる確率が低くなることや、プレーヤーや森林の中に入ることで起こる事故などを防ぐために設けられているものです。
■OBの境界線
OBの境界線は白い杭などによって定められていますが、正確には杭の内側を結んだ線が境界です。ボールが少しでも杭の内側を結んだ線に触れていればセーフとなりますが、杭の横にボールがある場合でも、杭の内側を結んだ線よりも外側にあればOBです。
■ボールを探す時間
すぐにOBになったと判断できない場合はしばらくボールを探すことになるでしょう。その際はボールを探し始めて3分間でボールが見つからない場合は紛失球と判断されます。
また、仮に球が見つかったとしても、ボールにマークや番号などがついておらずそのプレーヤーのボールであるか判断できない場合は紛失球となります。
なお、2019年のルール改正前までは、ゴールを探す時間は5分間とされていました。
■暫定球
打ったボールがOBや紛失球になる可能性があると判断した場合は、暫定球を打つことができます。暫定球には、ボールを探す時間や労力をなくすことができ、スロープレーが防げるというメリットがあります。
暫定球に回数の制限はないため、暫定球がOBになってしまった場合は、ペナルティなしでさらに暫定球を打つことが可能です。ただし、暫定球を打つ際は、必ず事前に「暫定球を打ちます」という宣言が必要です。宣言がない場合、最初に打ったボールがOBではなかった場合にも紛失球扱いとなり1打罰が加算されてしまいます。
なお、暫定球を打ったあとに最初に打ったボールがOBではない状態で発見された場合、暫定球は放棄して、最初のボールでプレーをします。この場合、暫定球はカウントされず、OBもないためペナルティはありません。
ゴルフでOBとなったときの対処
また、OBとなったのが1打目(ティショット)なのか、2打目(セカンドショット)以降なのかによって対処方法が異なります。
■1打目(ティショット)でOBになった場合
1打罰のペナルティが付き、3打目として再びティショットを打ちます。ローカルルールで、スピードプレーに配慮した「プレーイング4」が設置されている場合は、その場所からティショットを打ちましょう。なお、「プレーイング4」については後ほど詳しく解説します。
■2打目(セカンドショット)以降でOBになった場合
1罰打を加え、OBとなったボールを打った場所を基点に、1クラブレングス以内かつ、グリーン上のカップに近づかない基点と同じコースエリアにドロップして再度打ちます。
■OBがあった場合のスコアの出し方
OBがあった場合、スコアは1打(OBのあったショット)に、ペナルティの1打罰が加えられます。つまり、2打分の損失があるというわけです。本来の打数に、OBの数に2を掛けた数を足したものがスコアということになります。
ゴルフのOBに関するローカルルール
通常、打ち直しをする場合は1打罰が加えられて3打目となりますが、プレーイング4から打つ場合はさらに1打罰が加えられ4打目となります。
プレーイング4のルールを放棄し、最初の場所からボールを打ち直すことも可能です。しかし、コースによっては打ち直しが禁止されていることもあるため、事前に確認をしておくと安心でしょう。
ルールや対処法を理解し落ち着いてプレーしよう
よりのびのびと安心して楽しむためにも、少しずつルールに関する知識を増やしていきましょう。
安心してゴルフを楽しむためには、ルールだけではなく、プレー当日の天気も把握しておきたいところです。「tenki.jp」の「全国のゴルフ場の天気」であれば、全国各地のゴルフ場の天気をピンポイントで確認できます。より快適なプレーのためにぜひご活用ください。