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    桜島の火山の状況に関する解説資料

     レベル3(入山規制)

    火山名 桜島
    警戒レベル等  レベル3(入山規制)
    位置・標高 北緯31度35.55分
    東経130度39.40分
    標高1117m
    <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
     6月3日から6月7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

    火山活動の状況及び予報警報事項

    桜島では、噴火活動が続いています。
     
     南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
     
     火山性地震は少ない状態で経過しています。継続時間の短い火山性微動が時々発生しました。
     
     6日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1200トン(前回5月29日、2300トン)とやや多い状態でした。
     
     6月3日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
     
                火山性地震 火山性微動   爆発
      6月 3日        7回    1回   0回
         4日        8回    3回   0回
         5日        6回    2回   0回
         6日        0回    3回   0回
         7日15時まで   1回    0回   0回
     
     GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

    防災上の警戒事項等

    南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
     風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
     爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
    次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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