鹿児島で1時間に70ミリ以上の非常に激しい雨 土砂災害・浸水害に警戒
今日27日(水)は、未明から鹿児島県で激しい雨や雷雨となっています。鹿児島県南大隅町佐多で1時間に73.0ミリの滝のような雨が降り、すでに大雨となっている所もあります。鹿児島県では、夕方にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、土砂災害に警戒が必要です。
鹿児島県で滝のような雨
今日27日(水)は、東シナ海の低気圧からのびる前線が九州にかかり、前線付近の九州南部で激しい雨や雷雨となっています。
局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降っていて、1時間降水量は、鹿児島県南大隅町佐多で73.0ミリ(08:34まで)、鹿児島県錦江町田代で55.0ミリ(8:50まで)、鹿児島県枕崎市で54.5ミリ(07:38まで)、鹿児島県鹿児島市喜入で52.0ミリ(07:47まで)などとなっています。鹿児島県鹿児島市喜入では、6時間降水量(08:40まで)が156.0ミリと、5月として最も多くなりました。
降り続く大雨のため、土砂災害の危険度が高まっているとして、午前9時現在、鹿児島県の三島村と肝付町に土砂災害警戒情報が発表されています。
鹿児島県では、夕方にかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意してください。
非常に激しい雨とは
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所、あるいは、非常に激しい雨が降った所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
大雨の時に危険な場所 とるべき対応は
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。