ただ、そのまま、広い範囲で「季節先取りの暖かさ」が続くわけではありません。
3月5日~11日の平均気温は、全国的に「平年並み」でしょう。この期間も、大陸の寒気は弱く、影響を受けにくくなりそうです。
5日は二十四節気の「啓蟄」で、暦の上では、冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃です。このまま順調に暖かくなって欲しいものですが、なかなか暦通りとはいかないようです。平均気温は「平年並み」でも、この時期は、朝晩と日中との気温差が大きくなる可能性があります。
特に、北・東日本の太平洋側や、西日本では「平年に比べて、晴れる日が多い」というのがポイントです。良く晴れる所ほど、夜間は放射冷却が強まるため、一日の中で、朝晩と日中の「寒暖差」が大きくなるのです。
毎日の詳しい天気予報では、天気マークだけでなく、最低気温や最高気温の数字も、詳しくチェックしてください。