関西 明日にかけても激しい雨の恐れ 連休最終日も土砂災害や道路の冠水に注意を
2024年07月14日17:45
今日14日(日)も関西は、北部や中部を中心に活発な雨雲が流れ込み、局地的に激しい雨が降りました。明日15日(月)海の日にかけても、次々に活発な雨雲が流れ込み、局地的に激しい雨の降る恐れがあります。3連休最終日もお出かけにはあいにくの天気で、雨の降り方に引き続き注意が必要です。
関西 明日15日にかけても局地的に激しい雨の恐れ
今夜から明日15日(月)にかけても、梅雨前線は西日本付近に停滞し、活動の活発な状態が続く見込みです。関西には次々に活発な雨雲が流れ込み、明日15日(月)にかけても断続的に雨が降るでしょう。明日も局地的に1時間30ミリ以上の激しい雨が降る恐れがあります。激しい雨が降ると、短時間で道路やアンダーパスが一気に冠水して、車の通行が危険な状態になる恐れもあります。また、これまでに降った大雨で地盤の緩んでいるところがあり、少しの雨でも土砂災害が発生する可能性があります。がけや斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。
冠水した道路は危険 車での走行は避けて
大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。
浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。
車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。
特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。
連休明けはいったん回復 今週後半は梅雨前線の影響を受ける日も
連休明けの16日(火)以降は、いったん梅雨前線の活動が弱まり、関西は晴れ間が戻るでしょう。しばらく天気がぐずついて暑さがおさえられていましたが、連休明けは強い日差しが戻り、厳しい暑さになりますので、熱中症に十分な注意が必要です。ただ、今週後半から、日本海に梅雨前線が延び、関西でも湿った空気の影響を受ける可能性があります。連休明けいったん晴れ間が戻っても、その後あまり長続きしない見通しです。前線の動きによって予報が変わりやすいため、今後の情報に注意してください。