26日　日本海側で雷雨の恐れ　雨で雪解け進む　雪崩や落雪に注意(気象予報士木村　雅洋 2024年12月26日)

26日　日本海側で雷雨の恐れ　雨で雪解け進む　雪崩や落雪に注意

日本気象協会本社

木村　雅洋

公開：2024年12月26日06:00

今日26日は、寒冷前線が北～東日本付近を通過するため、日本海側を中心に大気の状態が不安定になります。東北や北陸を中心に急に強まる雨や落雷、突風などに注意が必要です。また、気温が高く、雪ではなく雨の所が多くなるため、雪崩や落雪にもご注意ください。

ポイント解説へ

東北や北陸で強い雨や雷雨　北海道は暴風警戒
日中は日本海側も雪ではなく雨　雪崩や落雪など注意
夜は再び寒気流入　雨から雪へ

東北や北陸で強い雨や雷雨　北海道は暴風警戒

今日26日は、低気圧が日本海を北上して、寒冷前線が北～東日本付近を通過。日本海側を中心に大気の状態が不安定になります。特に東北や北陸は急に強まる雨や落雷、突風、雹などに十分な注意が必要です。

また、北海道では風が強く、午前5時半現在、留萌地方に暴風警報が発表中です。午前中を中心に暴風に伴う交通機関の乱れなどに十分ご注意ください。

関東～九州は朝の内は所々で雨が降るものの、日中は天気が回復するでしょう。

日中は日本海側も雪ではなく雨　雪崩や落雪など注意

今日26日は、低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込むため、全国的に最高気温が平年を上回る見込みです。

北海道でも0℃を上回る所がほとんどで、東北や北陸は10℃くらいまで上がる所が多いです。このため日中は雪ではなく雨の降る所が多く、積雪の増えている所では雪解けが進みそうです。雪崩や屋根からの落雪が発生する可能性が高まるため、斜面付近や家の軒先などでの作業は十分ご注意ください。

夜は再び寒気流入　雨から雪へ

今日26日の夜には低気圧が東へ抜けて、西高東低の冬型の気圧配置となり、上空には再び強い寒気が流れ込んできます。

北日本の日本海側や北陸の山沿いを中心に雨が雪に変わり、降り方の強まる所があるでしょう。風も強いため、ふぶいて見通しが悪くなる所もありそうです。路面の状況や視界が急に悪化する恐れがあります。車の運転などは十分な注意が必要です。