10月中ごろまで近畿は半袖の出番がつづく 秋なかなか深まらず 1か月予報
今日2日、大阪管区気象台は1か月予報を発表しました。近畿地方では、この先1か月の気温は平年より高く、特に2週間先まではかなり高く、30℃近くまで上がる日もあるでしょう。10月に入りましたが、昼間はまだ暑さに注意が必要です。10月の終わりにかけて季節はなかなか前へ進まないでしょう。
10月中ごろまで30℃近くまで上がる日も 昼間は半袖の出番がつづく
今日2日、大阪管区気象台は1か月予報を発表しました。近畿地方では、この先1か月の気温は平年より高く、高温傾向が続く見通しです。
また、大阪管区気象台は1か月予報とともに、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
向こう2週間は、暖かい空気に覆われやすく、気温は平年よりかなり高くなる見込みです。
朝晩は過ごしやすいくらいの気温がこの先当分続くことになりますが、昼間はまだまだ半袖の出番。日差しのもとでは汗ばむくらいの日もあるでしょう。
運動会の練習など外で活動される際は、水分補給を忘れずに、暑さに気をつけながら行ってください。
10月の中ごろを過ぎても高温傾向は続く見込みで、暑さがぶりかえすこともありそうです。秋はなかなか深まらないでしょう。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
近畿は6月から高温傾向が続いている
上図は6月4日~10月1日までの気温の120日間平均です。
全国的に平年より高く、近畿地方もほとんどの所で赤色の表示、平年より1.5℃以上高くなっています。
大阪市でみると、今年2025年の月平均気温は、6月(25.4℃)、7月(30.2℃)、8月(30.8℃)で、いずれも統計を始めた1883年以降最も高くなりました。9月(28.1℃)は、統計開始以降2番目に高くなっています。
なお、これまでの10月の月平均気温の最も高い値は2024年(22.1℃)です。今年も記録的な暑さが長引きそうです。
天気は秋らしく周期変化 太平洋側は晴れる日が多い
近畿地方では、この先1か月の降水量は、日本海側、太平洋側ともにほぼ平年並みの見込みです。
太平洋側では、周期的に雨が降りますが、例年と同じように晴れる日が多いでしょう。
日本海側では、10月11日~17日は前線や湿った空気の影響を受けやすく、例年に比べると晴れる日が少ない見込みです。そのほかの期間は、天気は周期的に変わるでしょう。
雨の降るタイミングは、前線の動きなどによって変わりやすくなるので、お出かけの予定を立てる際は、こまめに天気予報を確認すると良さそうです。