
23日に大江町で住宅が全焼し、4人の遺体が見つかった火事の現場では、24日も警察による実況見分が行われた。遺体の損傷が激しいことから、警察はDNA型鑑定を行って身元の特定を進めるとしている。
この火事は、23日午前0時40分ごろ、大江町楢山(ならやま)の農業・鈴木良勝さん(56)の住宅から火が出て全焼し、焼け跡から身元がわからない4人の遺体が見つかったもの。
鈴木さん宅は5人暮らしで、現在も鈴木さん本人と、長男の皓樹さん(26)、次男の直樹さん(23)、そして鈴木さんの母親・かつ子さん(80代)の4人と連絡がとれていない。
警察は、見つかった遺体は家族4人とみて調べているが、遺体の損傷が激しいことから、「DNA型鑑定」で身元の特定を進める方針。
24日も、午前9時半から警察と消防が現場の実況見分を行った。
警察と消防によると、4人のうち2人は玄関付近で発見され、残る2人は1階中央の「茶の間」付近で見つかったということで、午前中の実況見分では玄関を中心に出火原因などを調べた。
実況見分は午後6時まで行われたが終わらず、25日以降も引き続き行われる見通し。