災害への備えについて、電話がつながらない場合でも家族の安否を確認する方法を知ってもらおうと、山形市に手引きが贈られた。
山形市の市民防災センターに手引きを寄贈したのは、日本公衆電話会山形支部。
災害発生時の家族の安否確認の方法を知ってもらおうと、2017年から毎年寄贈している。
手引きの中には、公衆電話の利用方法やNTTが提供する災害用伝言ダイヤル「171」の使い方などがまとめられている。
23日、400部の手引きと一緒に、「171」を周知するポケットティッシュ4000個も贈られた。
(リポート)
「市民防災センターには、171を体験できるブースも設置されている。横のパネルに書いてあるポイントに沿って、誰でも簡単に体験することができます」
(171の音声)
「こちらは、災害用伝言センターです」
「171」は大規模災害で電話がつながりにくくなった際に、伝言で家族などと安否を確認し合うことができるサービス。
体験ブースは、そのやり方を覚えることで万が一に備えてもらおうと、去年10月に設置され、23日はそのデモンストレーションも行われた。
(日本公衆電話会山形支部・森谷孝司副支部長)
「家族でやり方を覚える。1人だけではなくて、“家族で安否を確認する”ということを体験してほしい」
寄贈された手引きなどは、同じく23日にNTT東日本から寄贈されたクリアファイルと合わせて、市民防災センターを訪れた人に配られる。