正月三ヶ日も瞬く間に過ぎ、1月5日より二十四節気「小寒」となりました。ここより立春までの一か月が「寒中」となり、もっとも寒さの厳しい時期です。野山で生きる生き物たちには本当に厳しい季節でしょう。そんな中、元気な姿を見せてくれるキツツキ。前編では代表種三種を紹介しましたが、後編ではキツツキの名につく「ゲラ」という名の由来の考察、そして冬に渡ってくるキツツキの珍種「アリスイ」についてご紹介します。
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冬は「キツツキ」と出会える絶好の季節です【前編】
相対的な舌の長さが世界一長いと言われるアリスイ。キツツキの仲間なのです
沖縄県にしか分布しない日本固有種ノグチゲラ。キツツキの「ゲラ」とは一体
大阪四天王寺。物部守屋の怨霊が化身した「テラツツキ」に襲われたとの伝説が
アリスイは外敵には時にヘビに擬態した動作で威嚇することがあります
盛んに首をかしげる様子がかわいいアリスイ。英名はWryneck=首をかしげる者