二十四節気の「霜降」とは?意味や木枯らし1号を解説
公開:2025年10月20日09:00
更新:2026年09月15日14:30
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2026年10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。朝晩の冷え込みが強まり、北日本や山間部では霜が降り始めるころ。年によっては木枯らしが吹くなど、冬の気配を感じるようになります。
この記事では、「霜降」の意味や時期、霜降の期間をさらに3つに分けた七十二候にまつわる天候の特徴、木枯らし1号、旬の食べ物や過ごし方について解説します。
「霜降」とは?
2026年の「霜降」は10月23日です。
期間でいうと、10月23日から、次の二十四節気「立冬」の前日である11月6日までが「霜降」にあたります。
「霜降」とは、朝晩の冷え込みが強まり、霜が降り始めるころという意味です。前の節気「寒露」では冷たい露が草木につくころとされていますが、「霜降」を迎えると冷え込みがさらに強まり、露が霜へと変わる季節になります。
また、「霜降」は、秋の最後の節気です。北日本や山間部では暦通り、霜が降りるような冷え込みとなり、年によっては木枯らしが吹くなど、冬が近づいていることを感じるようになります。
「霜降」の次の二十四節気は「立冬」で、暦の上では冬の始まりとなります。
なお、「霜降」の日にちは太陽の動きによって決まるため、年によって1日程度ずれることがあります。2026年は10月23日、2027年は10月24日です。
「霜降」の七十二候と天候の特徴
二十四節気をさらに3つに分けた暦を「七十二候」といい、より細やかな季節の移ろいを表しています。「霜降」の七十二候を、気象の知識を交えて紹介します。
・霜始降(しもはじめてふる)…10月23日~10月27日頃
霜が初めて降りるころという意味です。
霜が降りやすいのは、晴れて風の弱い夜です。これは、放射冷却の影響で地面付近が冷え込むためです。夜間に晴れると、地面から放出された熱が雲に遮られずに空へ逃げていきます。さらに、風が弱いと地面付近の冷たい空気が上空の空気と混ざりにくいため、冷え込みが強まります。
通常、気温は地面から約1.5メートルの高さで観測されています。そのため、観測される気温が3~4℃程度でも、地面付近の温度は0℃以下となり、霜が降りることがあります。
この時期は移動性高気圧や帯状の高気圧に覆われ、風も弱く、穏やかに晴れる日が多くなります。このため、夜間の放射冷却が強まって、北日本や山間部を中心に霜が降りるような冷え込みとなるのです。農作物の管理などに注意が必要です。
・霎時施(こさめときどきふる)…10月28日~11月1日頃
ふいに降ってはやむ、通り雨のような雨が降り始めるころという意味です。
ここでいう「霎(こさめ)」は、弱い雨ではなく、降ったりやんだりする「時雨(しぐれ)」を指します。時雨は冬の季語として、俳句などにも使われています。晩秋から初冬にかけて、一時的に西高東低の冬型の気圧配置になると、日本海から流れ込む雲によって、日本海側を中心に雨が降りやすくなります。晴れ間が出たと思ったら急に雨が降るなど、このような短い時間で天気は変わるのが「時雨」です。また、日差しと雨が同時に重なると虹が現れやすくなることから、この時期の虹を「時雨虹」と呼びます。
・楓蔦黄(もみじつたきばむ)…11月2日~11月6日頃
もみじや蔦(つた)の葉が色づき始めるころという意味です。
落葉樹には、葉が赤く変わる木と黄色く変わる木があります。それぞれ「紅葉」「黄葉」と書き、どちらも「こうよう」と読みます。
気象庁では、季節の進み具合を表す生物季節観測の一つとして、かえでの紅葉日を観測しています。主な観測対象は、いろはかえでです。いろはかえでは東北地方南部から九州地方の山地に広く自生し、各地の公園や庭園などにも植えられています。
いろはかえでが生育しない地域では、やまもみじ、おおもみじ、いたやかえでなどが観測されています。
紅葉前線は、北日本から次第に南下します。この時期は、関東地方から西の地域では、平地の紅葉はまだ先でも、標高の高い山では色づきが進み、見頃を迎える所が増えてきます。
<参考>
気象庁資料|かえでの紅葉日
「霜降」のころに吹く「木枯らし1号」とは
霜降のころ、日本付近を低気圧が通過したあと、一時的に西高東低の冬型の気圧配置となり、冷たい季節風が吹くことがあります。これが「木枯らし」です。
気象庁が「木枯らし1号」を発表するのは、東京地方と近畿地方のみです。その年の晩秋から初冬にかけて初めて吹く、一定の条件を満たした北寄りの冷たい強い風を「木枯らし1号」として発表します。発表の目安は、東京地方と近畿地方で異なります。
東京地方では、「10月半ばから11月末までの間に、西高東低の冬型の気圧配置となり、東京で西北西から北の風が吹き、最大風速がおおむね8メートル以上になることが目安です。近畿地方では、霜降から冬至までの間に、西高東低の冬型の気圧配置となり、東京で西北西から北の風が吹き、最大風速がおおおむね8メートル以上になることが目安です。近畿地方では、霜降から冬至までの間に、西高東低の冬型の気圧配置となり、北よりの風が吹き、最大風速がおおむね8メートル以上となることが目安です。
このように近畿地方では、「霜降」が木枯らし1号の対象期間が始まる目安となっています。ただし、期間中に条件を満たす風が吹かなければ、木枯らし1号が発表されない年もあります。
「霜降」の時期に旬を迎える食べ物と過ごし方
「霜降」のころは朝晩と日中の気温差が大きくなり、空気も次第に乾燥するようになります。脱ぎ着しやすい上着を用意するなど、気温に合わせて服装を調節しましょう。お肌がカサつかないようにしっかりと保湿ケアもすると良いでしょう。
この時期に旬を迎える食べ物には、秋鮭や柿などがあります。しょうがを使った汁物や煮込み料理など、温かい料理を取り入れるのもおすすめです。
また、衣替えをするとともに、暖かい寝具や暖房器具を準備しておきましょう。暖房器具は本格的に使用する前に、ほこりを取り除き、故障や不具合がないか確認しておくと安心です。
これからの時期の楽しみの一つが紅葉です。木々は北の地域や標高の高い所から色づき始めます。紅葉狩りに出かける際は、最新の紅葉情報と天気予報を確認し、山では平地より気温が低いことを考えて服装を選びましょう。
2026年の十三夜は10月23日で、霜降と同じ日です。十三夜は「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれ、十五夜に次ぐ月見の行事として親しまれています。秋の夜空を眺めながら、季節の移ろいを感じてみるのもよいでしょう。
また、霜降の時期と重なる10月27日から11月9日までは「読書週間」です。日が短くなり、家で過ごす時間も長くなるなか、温かい飲み物とともに読書を楽しむのもおすすめです。
<参考>
JAさいたま
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