紫外線が多い季節といえば7~8月の夏場をイメージしますが、その前段階である春~初夏にかけての紫外線量はどのくらいなのでしょうか。季節ごとの紫外線量を調べるには、気象庁が公開している「UVインデックス」をチェックします。UVインデックスとは、紫外線の強さをわかりやすく指標化したもので、1~13+に区分されています。数字が大きいほど紫外線が強く、3以上はなるべく直射日光を避け、紫外線対策を行うことが推奨されています。紫外線は一般的に北から南にいくほど強くなるので、UVインデックスも地域によって異なりますが、たとえば東京の場合、日最大UVインデックスは平均して3月で3.5、4月は4.3、5月と6月はともに5.1となっています。[注1]
紫外線の強さはいずれも「中程度」にあたりますが、5以上は3段階ある「中程度」の中で最もレベルが高く、日中の紫外線対策は必須です。ちなみに、日本では最も紫外線の影響が少ないはずの北海道の各地点でも、4月以降はUVインデックスが「中程度」に該当するため、春~初夏にかけては全国どこにいても紫外線対策は必要といえるでしょう。
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気象庁:日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ