梅の便りが聞こえる季節となりましたが、北海道ではまだまだ冬全開です。陽のあたらない生活道路は氷の道路と化し、ツルツルした路面は歩くのがとても危険です。路面が凍っていると、ちょっとした傾斜でも歩くのが困難ですが、そんなとき北海道では車や歩行者がすべらないように、凍った路面に砂をまいてスリップや転倒を予防します。歩道などに設置されている“謎のボックス”には、砂が入った袋が収納されていて、すべって危険な道路を見つけたら、市民は砂を自由に持ち帰り、砂をまくことができます。さらに、すべり止めの砂を受験生に配って合格祈願のお守りとしている地域もあります。
まだまだ冬本番の北海道では、市民の通行の安全を守るために、さらには受験生の強い味方として、「砂」が重宝されています。