ペルセウス座流星群は、月明かりなどによって年ごとの見やすさが変わってきます。2020年は8月12日が下弦のため、月明かりはあるもののそれほど明るくないので、まずまずの数を見られそうとのことです。流れ星が増えるのは、11日〜13日までの3夜。そのうち12日の夜に最も多く出現すると予想されています。いずれの夜も21時頃から流れ星が現れるようになり、明け方に近づくにつれ数が多くなると考えられています。また、いちばんの見ごろとなる12日深夜から13日未明には、空の条件が良ければ1時間あたり30個ほどの流れ星が飛ぶと期待されています。
流れ星は放射点を中心に空全体に現れ、いつどこで流れるかわからないため、なるべく広い範囲を見渡すようにします。広場や河川敷など、視界の開けた場所が観察に適しています。その際、街明かりや月明かりが視界に入らない方向を中心に、なるべくリラックスして空を広く見渡すようにすると見やすくなるそうです。また、なかなか見られなくてもすぐあきらめないで。少なくとも15分くらいは待ってみてくださいね。体をあずけるチェアやレジャーシートに寝転ぶと、首もラクで快適です(マナーと安全面にはくれぐれもご注意を)。
流れ星を待つ時間も、いろいろな星を眺めてゆったり楽しみましょう。今夜の願いがどうか叶いますように!
<参考サイト>
国立天文台 アストロアーツ