
海難事故の教訓を伝えていくための特別授業です。
本格的な夏を前に、水の事故から命を守るための水泳の授業が益城町の小学校で行われました。
益城町の津森小学校で行われたのは『命を守る』をテーマにした水泳の特別授業です。
津森小では、戦後間もない1949年・昭和24年、修学旅行先の八代・日奈久沖で遊覧船が転覆し、児童や教師など24人が亡くなりました。
この事故を教訓に毎年、YMCAによる特別授業が行われていて、今年で13年目。
3、4年生の授業で紹介された命を守る泳ぎ方は…。
【中原 理菜 キャスター】
「命を守るためにはエネルギーをあまり使わない大きくゆっくりとした泳ぎがポイントです」
【YMCAの指導員】
「ゆっくりでも十分に進みます。いかに楽に、ゆっくり大きく安全にできるかがポイント」
子供たちはビート板を使って実践し、コツをつかんだようでした。
【児童】
「クロールで手をかくときにゆっくりするともっと速くなるということが印象に残った」
「息継ぎや泳ぎの方法が分かった。溺れるのを回避したい」
「(溺れそうになったら)息継ぎの方法を思い出したいと思った」
津森小では、7月も水の事故を想定し服を着たまま行う『着衣泳』の特別授業が行われるということです。