
8月で戦後80年を迎えるのを前に、岩手県盛岡市で7月23日に戦没者の追悼式が行われました。
71回目となる盛岡市の追悼式には、内舘茂市長や遺族など144人が参列しました。
太平洋戦争などで犠牲になった岩手県に関連する戦没者は3万8268人で、このうち盛岡市にゆかりのある人は3581人います。
式では遺族を代表して、1945年6月2日にインドネシアのビアク島で、当時陸軍伍長だった叔父を亡くした佐々木章一さんが追悼の言葉を述べました。
遺族代表 佐々木章一さん
「戦禍の犠牲になられた方々の無念と家族の悲しみは、今なお尽きることはありません」
参列した遺族は「やっぱり戦争は、もう絶対したら駄目。人生みんな狂っちゃうから」と涙ながらに話していました。
参列者たちは花を手向けながら世界の平和を願っていました。