
福島県郡山市で物流と防災の2つの機能を持った施設の一部が完成し、市と事業者が協定を結んだ。
10月20日関係者などにお披露目された「福島郡山LLタウン」は、東北道郡山中央スマートインター近くにあり、9月に施設の一部が完成した物流・防災の拠点だ。
東北最大の「広域物流拠点」として建設され、在庫管理から配送までを一括で行う機能を持つことから、運転手の人手不足などの解消する役割が期待されている。
また、災害時には避難所としての利用が可能なほか、支援物資の配送など防災拠点としても機能する。
20日は郡山市が、4つの事業者と災害時の対応についての協定を結んだ。郡山市の椎根健雄市長は「郡山市のみならず全国的にも大きな役割を果たす拠点だと思っております。この地区を中心として、防災のモデルとなれるような郡山市作ってまいります」と話した。
福島郡山LLタウンは他の施設の建設も進められていて、全体が完成するのは2028年の秋ごろになる予定。