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    「実が太らない」収穫直前のナシがピンチ 連日の猛暑で「日焼け」被害拡大 収穫量にも不安

    この連日の猛暑で、富山県射水市のナシ農家では、収穫時期を前にナシの表面が部分的に変色する「日焼け」が出ています。

    *リポート
    「猛暑が続く中、射水市の梨農園でも対応に追われています」

    射水市塚越にある関果樹園では、60アールに「幸水」「豊水」「あきづき」の3品種を栽培しています。

    お盆を前にしたこの時期は、主力品種「幸水」にとって実が大きく成長する大事な時期です。

    しかし、この1カ月雨が降らず、実の大きさが例年より一回りほど小さくなっています。

    *関果樹園 関英明代表
    「(ここ)5、6年で一番雨は少ない。実は太らない」

    さらに、この時期果実の表面は全体的に青いのが普通ですが、今年は、強い日差しで日が当たった部分だけ茶色く変色するものが一部に出てきていると言います。

    *関果樹園 関英明代表
    「1カ所にずっと日差しが当たって、実が黄色くなってどんどんとそこが黒くなっていくという症状は出てくる」

    部分的に茶色くなると、熟し方がアンバランスとなって商品価値が落ちるそうで、関果樹園では朝と夕方に農業用ホースで3、4時間かけて毎日のように水を撒き、樹の根までしっかりと水を行き届かせる努力を続けています。

    *関果樹園 関英明代表
    「育っている時にちゃんとしっかり雨が降って、木にも実にも行きわたるのが一番いいが、それが今は望めない状況なので、少しでも水を撒いて樹が弱らないように(している)」

    *関果樹園 関英明代表
    「もう何せ雨ほしい。少しでも早く大量の雨、一回ザブーンと降ってほしい」

    関果樹園では今月15日から幸水の収穫を始める予定ですが、例年ほどの収穫量が見込めるか心配しています。

    「実が太らない」収穫直前のナシがピンチ 連日の猛暑で「日焼け」被害拡大 収穫量にも不安

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