
金沢市の姉妹都市と言えば、ベルギーのゲント市。そのゲント市から総勢20人あまりの訪問団が、30日、金沢市長を表敬しました。その目的は?
金沢市の村山市長を訪ねたのは、ベルギー・ゲント市から来た「ゲント・ユース・ジャズ・オーケストラ」のメンバー22人。能登半島地震を受け、能登で復興支援のコンサートを行うほか、現在、開催中のガルガンチュア音楽祭などに参加するため来日しました。
コーディネーター フェムケ・コープマンスさん:
「ジャズへの共通の愛と若者たちが世界の音楽を学び発見することが私たちの繋がりをより特別なものにする。」
金沢市とゲント市とのつながりは半世紀以上前から続くもの。ゲント市のジャズバンドが金沢に訪問するのは2015年以来、10年ぶり2度目です。村山市長は訪問のお礼にと、加賀友禅のテーブルクロスや金沢の郷土玩具、加賀八幡起上がりをメンバーにプレゼントしました。
Q 金沢、石川の人にはどんな思いでみなさんの音楽を聞いてもらいたいですか?
エミル・ヴェルネールトさん(トランペット):
「このプロジェクトで特に若者たちを繋げたい。音楽が人々、特に若い人を繋げられることは素晴らしいことだと思う。言葉の壁はあるが音楽がそれを手助けする。それが上手く実現することを願っている。とても楽しみ。」
金沢市は小学生から高校生までが参加するJAZZ-21プロジェクトという事業を行っています。今回はそのメンバーとの交流コンサートが一番の目的で来日したそうです。
まずは5月2日に能登町(のとちょう)で能登復興支援コンサートに参加します。翌3日に、先ほどの「Jazz‐21」とのコラボコンサートが市民芸術村で開催されます。そして4日に、ガルガンチュア音楽祭として、音楽堂のエントランスで、演奏を披露します。