
鹿児島県霧島市で子供たちが学んだのは防災です。
地域の災害に詳しい防災推進員に認定されるための養成講座が4日から始まりました。
霧島市では住んでいる地域の地形や災害の特徴について、専門的な知識を持つ地域防災推進員の養成を進めています。
2025年度からは対象を小中高校生にまで広げ、4日から始まった講座には小中学生とその保護者ら26人が集まりました。
参加者たちは、土砂災害や火山災害など霧島市の災害の特徴について学んだあと、市街地の地図を使った災害避難の図上訓練を行いました。
それぞれのテーブルに広げられた大きな白地図は、浸水やがけ崩れの危険個所が色で塗り分けられ、子供たちはそれをもとに避難経路や避難する時の問題点などを話し合っていました。
受講者
「難しいところもあったが、家の近くにも(危険個所などが)あるのかなと思った。すぐに避難ができるように準備をして、避難する所も見ておきたい」
受講者の母親(地域防災推進員)
「自分が仕事の時は、家にいないので、『もしも』の時のために知っていてほしい」
6日までの3日間で52人の小中高校生が講座を受講し、地域防災推進員に認定される見込みです。