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2018年春の花粉飛散予測(第1報)
~東北・関東甲信・四国では「多い」飛散量 東北は前シーズンの約2倍!~

1.概要

  • 東北、関東甲信、四国地方では前シーズンの1.5倍以上
  • 北海道は、例年比、前シーズン比ともに約半分の少なさ
  • 九州は、前シーズンに比べると少ないが、油断は禁物
2018年春の花粉飛散予測は、東北から近畿、四国地方までの広い範囲で、前シーズンの飛散量を上回る見込みです。特に、東北、関東甲信、四国地方では、「非常に多い」飛散量の都道府県があり、注意が必要です。中国地方は前シーズン並み、北海道、九州地方は、前シーズンと比べると少ない予測となっています。
一方、例年比でみると、東海と近畿地方ではやや多く、東北と関東甲信、九州地方では例年並みとなるでしょう。北海道、北陸、中国、四国地方では例年を下回る見込みです。
2018年の花粉飛散量(前シーズン比)

2018年の花粉飛散量(前シーズン比)

2018年の花粉飛散量(例年比)

2018年の花粉飛散量(例年比)

2.飛散量の予想根拠

花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散量が多くなるといわれています。2017年の夏は、全国的に気温が高く、日照時間も多くなりました。降水量は、北海道、東北、北陸で多くなりました。

3.2017年シーズンの花粉飛散状況まとめ

2017年シーズンの花粉の飛散量は、北海道では例年並み、東北から中国、四国では例年より少なく、九州では例年より多くなりました。
また、東京と大阪の過去10年の飛散傾向を見てみると、2014年までは、前年に比べて「多い」と「少ない」を繰り返していましたが、東京では2015年以降は飛散量に目立った増減がなく、例年の半分ほどの飛散量で推移しています。大阪では2015年、2016年は例年の約半分の飛散量でしたが、2017年は例年並みでした。また、花粉飛散量をスギとヒノキで分けてみると、西日本ではヒノキの飛散量の割合が東日本に比べて多く、特に近畿地方は、ヒノキの割合が50%を上回る年もありました。
過去10年の花粉飛散傾向(東京千代田区)

過去10年の花粉飛散傾向(東京千代田区)

過去10年の花粉飛散傾向(大阪市)

過去10年の花粉飛散傾向(大阪市)

4.各地域の花粉飛散傾向

地方 飛散量
(地方平均値%)
2017年
夏の気象
例年比 前シーズン比
北海道 少ない
(60%)
少ない
(50%)
気温:平年並
降水量:多い
日照時間:平年並
東北 例年並
(100%)
多い
(190%)
気温:平年並
降水量:多い
日照時間:平年並
関東
甲信
例年並
(100%)
多い
(160%)
気温:高い
降水量:少ない
日照時間:平年並
北陸 やや少ない
(70%)
やや多い
(130%)
気温:平年並
降水量:かなり多い
日照時間:多い
東海 やや多い
(110%)
やや多い
(120%)
気温:高い
降水量:少ない
日照時間:多い
近畿 やや多い
(110%)
やや多い
(120%)
気温:高い
降水量:平年並
日照時間:多い
中国 やや少ない
(80%)
前シーズン並
(90%)
気温:高い
降水量:平年並
日照時間:多い
四国 やや少ない
(80%)
多い
(150%)
気温:高い
降水量:平年並
日照時間:多い
九州 例年並
(100%)
やや少ない
(70%)
気温:高い
降水量:少ない
日照時間:多い

※花粉の種類について
 北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。

※飛散量に関する言葉の説明

非常に多い :前シーズン (例年)の200%以上
多い :前シーズン (例年)の150%以上200%未満
やや多い :前シーズン (例年)の110%以上150%未満
前シーズン(例年)並 :前シーズン (例年)の90%以上110%未満
やや少ない :前シーズン (例年)の70%以上90%未満
少ない :前シーズン (例年)の50%以上70%未満
非常に少ない :前シーズン (例年)の50%未満

 前シーズン:2017年シーズン飛散量
 例年:過去10年(2008~2017年)の平均値

※2018年夏の気象に関する言葉の説明
 平年:1981~2010年の平均値

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