泥汚れを洗濯できれいに落とす4つのテクニックを徹底解説
この記事では、頑固な泥汚れを洗濯機できれいに落とすためのポイントや、洗濯時の注意点、時間が経ってしまった泥汚れを落としやすくするコツについて解説します。
服の泥汚れを洗濯機できれいに落とすコツ
■1.服についた泥をはたき落とす
泥汚れは、一見すると染みこんでいるように見えますが、実は泥の粒が服の繊維のすき間に入ってしまっているだけです。まずは洗濯前に、泥汚れがついた服をばさばさと振ったり、ブラシをかけたりして、繊維の奥に入り込んだ泥の粒をはたき落としましょう。なお、泥は水に濡れていると粘性を帯びるので、服が濡れているときはドライヤーなどで乾かしてから泥を落とすようにしましょう。
■2.固形石けんを使う
軽い泥汚れなら、泥をはたき落としたうえで洗濯機に入れるだけでOKですが、汚れがひどい場合は固形石けんを使って事前にこすり洗いしましょう。泥汚れがひどいところに固形石けんをよく塗り、使用済みの歯ブラシなどを使って表面をなでるようにこすります。汚れが落ちたと思ったら、こすり洗いした面の裏側からシャワーの水を当てて流します。後ろから水圧を当てることで、繊維の奥に入り込んでいる泥汚れを押し出すことができます。使用する固形石けんは手洗い用でも効果がありますが、洗濯用石けんを使った方がより効率的に、かつきれいに汚れを落とせるので、できれば洗濯石けんを使用することをおすすめします。
■3.つけ置き洗いする
固形石けんを使っても落ちない汚れには、粉末洗剤を使ったつけ置き洗いがおすすめです。バケツや洗面器などにぬるま湯を張り、適量の粉末洗剤を溶かしてから、泥汚れのついた服を入れて1時間ほどつけておきます。液体洗剤を使う場合は、濃縮タイプの洗剤を直接汚れ部分に塗布し、一晩ほど置いておきます。
■4.タテ型洗濯機で洗う際は、泥汚れの服を底に入れる
タテ型洗濯機で洗う際は、泥汚れの服を洗濯機の底にあるパルセーター(羽根)に接するように入れます。パルセーターが当たる部分は最も洗浄力が高いので、上の方に入れるよりも泥汚れが落ちやすくなります。なお、洗濯洗剤に含まれる界面活性剤には、一旦落ちたよごれが再度繊維に付きにくくする「再付着防止作用」があるため、他の衣類に泥汚れが移る心配はありません。
洗濯前に水洗いNGの理由とは?
泥で汚れてから時間が経ってしまった際の落とし方
重曹を洗濯に使用するときは、液体洗剤と組み合わせるのが基本。液体洗剤の使用量を半分減らすかわりに、同量の重曹を加えます。重曹は水に溶けにくい性質を持っているので、洗濯するときは冷水ではなく、30~40℃程度のぬるま湯を使いましょう。
より念入りに洗濯したいときは、バケツなどに液体洗剤と重曹を溶かしたぬるま湯を張り、その中に1時間ほど服をつけ込んでおくと、頑固な泥汚れも落ちやすくなります。
重曹は天然由来の成分なので、生地を傷めずに洗えるところも大きな魅力ですが、アルカリ性の成分なので、ウールやシルクなどの動物繊維を使った衣類に使うと、劣化が進む原因となります。重曹洗剤を使うときは、服のタグをチェックし、動物繊維が使われていないかどうか確認しましょう。
泥汚れは洗濯前のひと手間できれいに落とせる
天気予報専門メディア「tenki.jp」では、洗濯物の乾きやすさをわかりやすい表現で示した「洗濯指数」を10日後まで公開しています。いつ洗濯すればいいか、外干しと部屋干しのどちらを選べばいいかなど、洗濯に関する情報を一目でチェックできますので、日常のお洗濯にぜひご活用ください。