雪どけの季節、雪山の下から出てくる不思議なものたち…
2015年03月02日
グチャグチャの雪どけ道。歩行者は泥はねに注意。
よくある落とし物は、手袋、耳あて、そして犬のフン。「なぜここに?」というものが埋まっていることも
ところが、落ちていてはダメなものも埋まっています。それは犬のフンです。冬の間中、犬のフンは冷凍保存されていて、そのままの形で現れます。これについては、飼い主のモラルに訴えるしかありません。
雪山から出てくるものが手袋なら、単純に「落としたんだなあ」と思えますが、「なぜここに、こんなものが…」というものも、たまに発掘されます。たとえば、くつ下や長靴。菓子パンやお菓子が袋ごと埋まっていることもあります。
北海道のあるタレントが自身のブログで、「雪山にお風呂のかきまぜ棒が落ちていた。なぜ??」とつづっていたり。
逆に、明らかに落としたのはここだとわかっているのに、雪と氷にはばまれて雪解けを待つしかない、という例もあります。たとえば、夜、車のスペアキーを自宅の車庫の周りで落として、気づいたのは朝。でも、夜中にどっさり雪が積もり、落としたスペアキーのはっきりした場所がわからない。わからないまま雪どけの季節を迎え、春、氷割りをしていたら出てきた…という例もあります。
ゴミの片づけはボランティアに頼るしかない
猫にとって雪山は、お宝が埋まっているのだ!!
拾ってくるものは、片方の手袋や軍手が多かったのですが、たまに靴下やヒモ(?)が玄関に置いてあることもありました。
そして、一番驚いたのは、マフラーです。手編みのザックリした赤いマフラーで、長さは1m以上。やはり、猫が口にくわえて運んだのでしょう。真っ赤なマフラーを猫が引きずって歩いている姿、想像すると、ちょっとおかしいですね。
人間にとっては単なる落とし物にすぎないものが、猫にとっては「お宝」なのでしょう。この行為は雪がなくなるまで、続いたそうです。
落とした温泉まんじゅうが、春に出てきた!!
そして雪どけの季節、歩道の雪山が小さくなるころ、ふと雪の中をのぞくと、見たことのある包み紙が…。そう、お正月に落とした温泉まんじゅうが、そのままの姿で雪山に埋まっていたそうです。
2ヵ月以上も冷凍保存されていた温泉まんじゅう。それを食べたかどうかは、定かではありませんが…。
雪どけの季節、歩道にはゴミや砂が散乱し、車道は泥水であふれ、町が汚く見えてしまいます。せめて、自宅周辺の排水溝は、雪どけ水が流れやすいように、きれいにしておきたいものです。また、犬を飼っている人は、飼い犬のフンは必ず持ち帰りましょう。