この秋はサイクリングを楽しもう!初心者が楽しめる自転車の選び方
2021年09月28日
サイクリングはランニングよりも負荷が少なくお手軽なスポーツ
サイクリングは程よい運動にもなりますし、自分の足だけでは行けないような遠くまで出かけることもでき、電車や車とはまた違う発見もあります。そこで今回は、初心者がサイクリングを楽しむための自転車選びのポイントについてご紹介します。
サイクリングは運動にも気分転換にもなる
サイクリングで気分転換しよう
運動強度の単位に「METs」というものがありますが、ランニングとサイクリングの強度は次のようになっています。
自転車に乗る(16.1~19.2km/h):6.0
自転車に乗る(19.3~22.4km/h):8.0
ランニング(8km/h):8.0
ランニング(9.7km/h):10.0
※METs値が大きいほど運動強度は高くなります。
ランニングと比べると強度はやや低いものの、そこまで大きな差があるわけではありません。むしろ運動をこれまでしてこなかった人ですと、これくらいの負荷のほうが長時間体を動かすのに向いており、効果的に健康な体が手に入ります。
また、サイクリングは風を感じながら遠くまで移動できるので、非日常感が高く気分転換にもなります。初心者でも1日50kmくらい走れるので、休日の行動範囲が一気に広がるというのもサイクリングの魅力のひとつです。
【参考】
身体活動のメッツ(METs)表(PDF)
サイクリングに適した自転車の選び方
初心者におすすめなのはクロスバイク
● ロードバイク
● クロスバイク
● ミニベロ
本格的なサイクリングに挑戦したいならロードバイクがおすすめですが、より初心者に最適なのはクロスバイクです。予算5万~10万円くらいで購入でき、車体がとても軽量ということもあって、スピードを出しやすいタイプの自転車です。
ミニベロはタイヤが小さな自転車で、デザインがかわいいのが特徴です。加速しやすいので観光地や街をサイクリングするのに適しています。ただし長い距離を走るのには、それなりの体力が求められるため初心者にはおすすめしません。
自転車選びで迷ったら5万~10万円くらいのクロスバイクを購入しましょう。ただし自転車は本体以外にスタンドやライト、保険などの追加費用が1万~1.5万円程度かかります。それを考慮した上で自転車を選びましょう。
この価格帯の自転車であれば、きちんとしたメーカーの自転車ならどれを選んでも構いません。おすすめは、自転車に乗ることが楽しくなるためにデザイン重視で選ぶこと。少しくらい予算オーバーでも気に入ったデザインの自転車を選びましょう。
体力が不安ならe-bikeも選択肢に入れよう
e-bikeなら体力がない人でも楽しめます
それだと運動にならないように思えますが、常に強力なアシストがあるわけではなく、さらにアシスト強度を調整できるので、それなりの運動になります。
何よりも嬉しいのは、体力がある人と一緒にサイクリングをしてもe-bikeならついていけるということです。夫婦でサイクリングをすると、体力がない方にスピードを合わせなくてはいけませんが、e-bikeを使えば体力差をカバーできます。
ただし相場が10万~30万円で、価格が高いといったデメリットもあります。ちょっと手軽には手を出せませんが、坂道が多いエリアで暮らしているなら普段の生活でも役立ちますので、持っておいて損はありません。自転車通勤に使うというのもおすすめです。
信頼できるショップで購入するのがポイント
自転車選びと同じくらいショップ選びは大切です
ネットショップなどで購入すると、どこで修理すればいいのか迷ってしまい、そのまま放置して自転車に乗らなくなることがあります。でも信頼できるショップで購入すると、トラブルが発生したときにスムーズに対応してもらえます。
そういう意味では徒歩圏内にあるショップがおすすめです。近くにショップがない場合も、できるだけアクセスしやすい場所にあるショップで購入しましょう。
特にe-bikeを購入するときには、ショップ選びがとても重要です。最近はデザイン性の高いe-bikeが次々と発売されていますが、海外からの輸入品でサポート体制がしっかりしていないケースもあり、修理するのに遠方まで輸送しなくてはいけないこともあります。
メーカーによっては倒産してサポートが途切れてしまうなんてこともありますので、e-bikeを検討している人はメンテナンスまでしっかりと対応してくれるショップで購入しましょう。
自転車ショップは自転車好きが集まる場所ですので、おすすめのサイクリングコースなども教えてもらえますよ。サイクリングのある生活をより深く楽しむためにも、自転車を選ぶのと同じくらいじっくりと時間をかけてショップを選びましょう。