いよいよ漁解禁!三重の伊勢えび
2019年10月04日
伊勢が誇る自慢の伊勢えび
税率が10%になったことで財布のひもを締めている人も多いと思いますが、それでもたまにはぜいたくしたいもの……。秋はおいしい食べ物がたくさんありますが、海の高級品の代表格といえば「伊勢えび」です! 伊勢えびの産地として有名な三重県では、禁漁の時期を経て10月1日にいよいよ伊勢えび漁が解禁になり、これから旬を迎えます。そんな伊勢えびの生態とは?
伊勢えびといえば三重県!
ところが、伊勢では「禁漁」の期間を設けています。その期間は5月1日から9月30日まで。5カ月の長きにわたって三重県では伊勢えびを獲ることを禁止しているのです。これは、産卵期に入った伊勢えびを保護するため。伊勢えびの命を大事にしながら恩恵を受ける……これが伊勢の漁師のポリシーなのですが、だからこそ、高級品としての「伊勢ブランド」が保たれているのでしょう。
伊勢えびの不思議な生態
フィロソーマ幼生期の伊勢えび
また、フィロソーマの時期が約1年ほど続き、ようやく大人の伊勢えびになるかと思いきや、まだまだ幼生期が続くのです。フィロソーマ幼生の次は「プエルルス」という幼生期に入り、この段階では体はまだ透明であるものの、ようやく体の形が伊勢えびになっていくという不思議なステップアップを見せるのです。なんとも不思議な生態ですね!
一尾で二度おいしい、伊勢えびの楽しみ方
新鮮な伊勢えびのお刺身は最高ですね!
また、もうひとつオススメな調理法がみそ汁です。お刺身を食べた後、残った殻を使うことでおいしい出汁(だし)が取れます。みそ汁にすれば余すところなくすべて使えるので、1尾購入したら、刺し身と味噌汁の2品を作って、伊勢えびの魅力を余すことなく堪能してみては!
── 伊勢えびの命を大事にしながらも、その恩恵をしっかり受ける伊勢。鮮魚店やスーパーで伊勢えびを見かけたら、ちょっと奮発して旬の味覚を味わってみませんか。