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    竜巻のしくみ

    竜巻とは、積乱雲の上昇気流によって発生する渦のことです。突然発生し、短時間で大きな被害をもたらします。ここでは、竜巻がどのような仕組みで発生するのかをはじめ、日本で実際に起きた被害例や発生しやすい場所について紹介します。

    竜巻とは

    竜巻は、発達した積乱雲に伴って発生する非常に強い渦状の突風現象です。地上付近で回転する風が上昇流に乗り、渦が上下に引き伸ばされることで発生します。中心付近では風がとても強く、毎秒100メートルに達することもあります。また、竜巻が速い速度で移動する場合には、時速100キロメートルほどになることもあります。

    竜巻が発生すると、空にろうと状の雲が見られることが多くあります。これは、竜巻の中心部分の気圧が低く、周囲から流れ込んだ空気が冷やされて雲ができるためです。

    竜巻の発生する場所と時期

    竜巻の発生場所や発生時期について解説します。

    ■竜巻の発生場所
    竜巻は、特定の都道府県だけで起こるものではなく、日本全国のどこでも発生する可能性があります。なかでも、海岸付近や関東地方の平野部では比較的発生しやすい傾向が見られます。一方、山に囲まれた地域では、比較的発生しにくい傾向があります。

    ■竜巻の発生時期
    前線や台風の影響で大気の状態が不安定になりやすい7月から11月にかけて、発生頻度が高くなる傾向があります。

    竜巻の強さや規模の大きさを表す指標(藤田スケール)

    藤田スケールとは、竜巻の強さを表す目安の一つです。海外では「Fujita scale」と呼ばれ、世界共通の基準として広く使用されています。

    藤田スケールは、竜巻が発生したあとに、建物やコンクリート構造物の壊れ方、樹木の倒れ方、車の横転状況などを調べ、その被害の程度から竜巻の強さを判定するものです。数値が大きくなるほど、被害が大きく、風も強いことを示します。なお、藤田スケールが0であっても、屋外では危険が伴う場合があるため、注意が必要です。日本では、これまでに藤田スケール3までの竜巻が観測されています(2026年1月現在)。

    日本国内の竜巻による被害

    日本国内でも、これまでに竜巻による大きな被害が報告されています。

    平成24年5月6日に発生した、藤田スケール3に分類される茨城県つくば市の竜巻では、集合住宅の窓ガラスが割れたり、車が横転したりするなど、非常に強い突風が吹いたことが確認されました。その他にも、住宅が全壊する被害や、断水・停電が発生し、農作物にも深刻な影響が及びました。

    ダウンバーストやガストフロントにも注意

    発達した積乱雲では、竜巻だけでなく、「ダウンバースト」や「ガストフロント」といった強い突風を伴う現象が起こることがあります。

    ■ダウンバースト
    積乱雲から吹き降ろした風が地面にぶつかり、周囲に向かって水平に広がる非常に強い風の流れです。その範囲は数百メートルから十キロメートルほどに及び、被害は円形に広がるのが特徴です。

    ■ガストフロント
    積乱雲から降りてきた冷たい空気が地面で広がる際、暖かい空気との境目にできる線のことです。突風が吹いたり、気温が急に下がったりする特徴があります。

    どちらの現象も、住宅の倒壊やゴルフ場のポールの倒壊、農作物への被害などを引き起こすことがあるため、十分な注意が必要です。

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