吾妻山の火山の状況に関する解説資料
レベル1(活火山であることに留意)
火山名 | 吾妻山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル1(活火山であることに留意) | |
位置・標高 | 北緯37度44.11分 東経140度14.66分 標高1949m |
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
吾妻山では、3月10日以降火山性地震が増加しましたが、その後減少しており、火山活動が活発化する様子は認められません。
吾妻山では、3月10日以降火山性地震が増加しましたが、その後減少しており、火山活動が活発化する様子は認められません。
火山活動の状況及び予報警報事項
吾妻山では、3月10日から火山性地震が増加しましたが、14日以降減少しています。低周波地震の発生頻度は2月頃からやや上がっている状態が継続していますが、火山性微動は観測されていません。
3月10日以降の火山性地震と火山性微動の発生回数(速報値)は、次のとおりです。
火山性地震 火山性微動
3月10日 31回 0回
11日 73回 0回
12日 111回 0回
13日 120回 0回
14日 72回 0回
15日 71回 0回
16日 24回 0回
17日15時まで 10回 0回
浄土平に設置している傾斜計では、3月8日頃からみられている西(大穴火口方向)上がりの変化は緩やかに継続しています。
監視カメラによる観測では、特段の異常はみられません。
16日に実施した現地調査では、大穴火口およびその周辺の噴気や地熱域の状況に大きな変化は認められませんでした。
これらのことから、火山活動が活発化する様子は認められません。
3月10日以降の火山性地震と火山性微動の発生回数(速報値)は、次のとおりです。
火山性地震 火山性微動
3月10日 31回 0回
11日 73回 0回
12日 111回 0回
13日 120回 0回
14日 72回 0回
15日 71回 0回
16日 24回 0回
17日15時まで 10回 0回
浄土平に設置している傾斜計では、3月8日頃からみられている西(大穴火口方向)上がりの変化は緩やかに継続しています。
監視カメラによる観測では、特段の異常はみられません。
16日に実施した現地調査では、大穴火口およびその周辺の噴気や地熱域の状況に大きな変化は認められませんでした。
これらのことから、火山活動が活発化する様子は認められません。
防災上の警戒事項等
大穴火口や燕沢火口列周辺では、火山ガスの噴出が認められており熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水等が突発的に噴出する可能性があります。また、硫黄平橋周辺でも火山ガスに注意が必要です。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山性地震の増加に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報の発表はこれで終了します。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。