阿蘇山の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 阿蘇山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯32度53.06分 東経131度06.23分 標高1592m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月6日から13日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。
3月6日から13日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。
火山活動の状況及び予報警報事項
阿蘇山では、火山性微動の振幅が7日以降小さくなっており、中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅で、概ね1マイクロメートル毎秒以下で推移しています。
中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上1000m以上に上がりました。
同火口で、3日に高感度の監視カメラで火映を観測しましたが、4日以降は観測していません。
7日に九州地方整備局の協力により上空から実施した観測では、前回(2022年3月17日)と比較して、中岳第一火口の噴煙の状況に大きな変化はみられませんでした。また、前回みられた湯だまりは、今回は確認できませんでした。
火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、少ない状態で推移しています。
GNSS連続観測では、2022年9月頃から広域の基線でみられていた縮みの傾向は、10月頃から停滞しています。
火山性微動の振幅が時々大きくなるなど、火山活動の高まりがみられるため、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上1000m以上に上がりました。
同火口で、3日に高感度の監視カメラで火映を観測しましたが、4日以降は観測していません。
7日に九州地方整備局の協力により上空から実施した観測では、前回(2022年3月17日)と比較して、中岳第一火口の噴煙の状況に大きな変化はみられませんでした。また、前回みられた湯だまりは、今回は確認できませんでした。
火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、少ない状態で推移しています。
GNSS連続観測では、2022年9月頃から広域の基線でみられていた縮みの傾向は、10月頃から停滞しています。
火山性微動の振幅が時々大きくなるなど、火山活動の高まりがみられるため、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、20日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。