薩摩硫黄島の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 薩摩硫黄島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯30度47.58分 東経130度18.31分 標高704m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
9月2日から9日15時までの薩摩硫黄島の活動状況をお知らせします。
9月2日から9日15時までの薩摩硫黄島の活動状況をお知らせします。
火山活動の状況及び予報警報事項
硫黄岳火口では、3日10時08分に噴火が発生しました。噴煙は火口縁上700mまで上がりました。この噴火に伴う大きな噴石の飛散は観測されませんでした。その後、噴火は観測されていません。
夜間には高感度カメラで火映を観測しました。
火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されませんでした。
GNSS連続観測では、島内の一部の基線で2023年10月頃から縮みの変化がみられていましたが、5月頃から停滞しています。同基線では2015年頃から長期的な縮みの傾向がみられています。
長期的には、夜間に火映が観測され、時折噴煙が高くなるなど、熱活動が高まった状態が続いていることから、火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
夜間には高感度カメラで火映を観測しました。
火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されませんでした。
GNSS連続観測では、島内の一部の基線で2023年10月頃から縮みの変化がみられていましたが、5月頃から停滞しています。同基線では2015年頃から長期的な縮みの傾向がみられています。
長期的には、夜間に火映が観測され、時折噴煙が高くなるなど、熱活動が高まった状態が続いていることから、火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
防災上の警戒事項等
硫黄岳火口中心から概ね0.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスにも注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスにも注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。