13日 東北・北海道 熱帯低気圧に変わっても大雨災害警戒 関東以西は猛暑・急な雨
2024年08月13日06:04
台風5号は熱帯低気圧に 台風7号が発生
同じく、13日(火)午前3時に、日本の南で台風7号が発生しました。台風7号は発達しながら南の海上を北よりに進み、14日(水)夕方から夜にかけて小笠原諸島に最も接近する予想です。小笠原諸島では激しい雨が降り、大しけとなるでしょう。高波に警戒し、土砂災害に注意・警戒してください。その後、16日(金)には「強い」勢力で伊豆諸島近海へ。暴風域を伴ったまま、東日本に接近する恐れがあります。今後の台風の動向にご注意ください。
北日本 雨が続く
予想される24時間降水量(多い所)は、14日(水)午前6時までに、北海道の日本海側北部で80ミリ、日本海側南部で120ミリ、太平洋側西部で150ミリ、東北の日本海側・太平洋側で80ミリ。
その後、15日(木)午前6時までに、北海道の日本海側北部・日本海側南部・太平洋側西部・オホーツク海側北部ともに60ミリ、東北の日本海側・太平洋側で80ミリとなっています。
沖縄から関東 猛暑・にわか雨
北陸は晴れ間は出ますが、所々で雨が降るでしょう。関東から九州、沖縄では、広い範囲で晴れる見込みです。ただ、気温が上がる午後を中心に雨雲が湧くでしょう。山沿いや内陸部では、雷雨や激しい雨が降る所もありそうです。黒い雲が近づく、雷の音が聞こえる、急に涼しい風が吹くといった天気急変のサインがあれば、すぐに安全な建物の中などに避難してください。
最高気温は35℃前後の所が多く、大阪は38℃と体温を超えるような暑さになるでしょう。名古屋は37℃、広島や東京都心などは36℃と、昨日12日(月:振替休日)と同じくらいまで上がりそうです。熱中症警戒アラートが35都府県、沖縄や九州から関東の広い範囲と福島県に発表されています。暑い時間帯の外出はなるべく避けて、涼しい環境でお過ごしください。こまめな水分補給も心がけましょう。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾くなどがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。