10月1日は関東で雨 午後は激しい雨も 都心は約3か月半ぶりに夏日から解放か
明日10月1日の関東地方は、断続的に雨。大気の状態が不安定になるため、午後は北部で激しい雨も。日中の気温はほとんど横ばいで、東京都心は6月11日以来、25℃に届かない予想。服装で調節を。
10月のスタートは曇りや雨
明日10月1日は、南の海上に前線がのび、低気圧が伊豆諸島付近を通過する予想です。関東は雨が降ったりやんだりで、朝の通勤通学の時間帯も傘が必要な所が多いでしょう。昼前からは雷を伴って、雨脚が強まることもありそうです。
特に雨の降り方に注意が必要な時間帯は、昼過ぎから夕方にかけて。上空には冷たい空気が流れ込むため、発雷確率(雷が発生する確率)が高く、北部を中心に雨雲が発達しそうです。局地的には激しい雨が降り、群馬県や栃木県では山沿いを中心に雨量が多くなるでしょう。伊豆諸島では、明け方から急な激しい雨に注意が必要です。
また、落雷や竜巻などの激しい突風が吹くおそれがあります。雷の音が聞こえたら、安全な場所に移動してください。
日中は気温上がらず 昼間も長袖が目安
明日10月1日は、雨の影響で気温の上がり方は鈍くなりそうです。東京都心の気温は、午前6時に19℃、午前9時は21℃。午後3時でも23℃と、日中もほとんど横ばいでしょう。東京都心で25℃を下回れば、6月11日以来、約3か月半・112日ぶりのことになります。東京都心だけでなく関東の広い範囲で、最高気温は23℃から24℃くらいの所が多いでしょう。
一日を通して、北または東よりの涼しい風が吹くため、実際の気温よりもヒンヤリと感じられそうです。昼間も、朝晩と同じ服装で過ごせるでしょう。薄手のジャケットや長袖シャツなど、朝の体感に合わせてうまく調節してください。
激しい雨って どんな雨?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。