1週間で震度3以上の地震が6回 秋から冬に必要な防災用品の見直しを
25日は最大震度5弱の地震
25日午前1時40分頃、根室半島南東沖を震源とする地震が発生し、北海道根室市で震度5弱を観測しました。22日は釧路沖、26日は栃木県北部を震源とする地震が発生し、北海道浜中町・根室市、栃木県日光市でそれぞれ震度4を観測しています。
今年は10月に入っても西日本を中心に気温の高い日が続いていたため、熱中症など暑さ対策ができる物を準備されていたかもしれません。ただ、これからの時期は寒さに備えて暖をとれる物など、災害時や避難時に必要な物が変わってきます。これを機に、防災用品を見直すと良いでしょう。
大きな地震が起きたら
① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。
地震に備えて
まず、家具の転倒を防ぐ対策をしてください。特に、寝室の安全はしっかり確保してください。普段、寝ている場所に寝転がり、家具が倒れてきたり、ものが落ちてきたりしないか確かめておきましょう。
次に、ハザードマップを確認して、土砂災害や液状化現象の危険性の高い場所を確認しておきましょう。国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認してください。地盤によって揺れる大きさが変わります。「地震のゆれやすさ全国マップ」を確認して、心づもりをしておきましょう。周辺地域で過去に起きた震災を把握し、危険意識を日頃から持っておくようにしてください。
さらに、万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。地震による停電や通信回線が集中しても、いち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。
