12日(火)短時間で雨風強まる 九州~東海は朝がピーク 関東は夕方に横殴りの雨
2024年03月11日16:34
明日12日(火) 短時間で激しい雨や雷雨の可能性
西から雨の範囲が広がり、次第に北よりの風が強まるでしょう。前線や低気圧に向かって、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込むため、沖縄や西~東日本の太平洋側で大気の状態が不安定になりそうです。
低気圧の動きは速く、雨が降る時間はそれほど長くはありませんが、短時間で活発な雨雲が通過していきます。朝の通勤通学の時間帯は、九州南部から東海、北陸で本降りの雨となり、風も強まるでしょう。時間に余裕を持って出かけるようにしてください。
関東は昼前から雨が降りだし、夕方に雨のピークとなります。東北は昼過ぎに雨や雪が降るでしょう。
再び南岸低気圧が通過 関東の雪は山沿いが中心 平野部は雨風強まる
明日12日(火)の関東は上空の寒気の流入は弱く、雪を降らす目安である上空1500メートル付近0℃以下の寒気がかかるのは、関東北部の山沿いのみになるでしょう。東京都心など関東の平野部では雨となり、雪やみぞれになるのは、山沿いが中心となりそうです。
ただ、油断はできません。関東では低気圧が通過する夕方に、雷を伴ってザッと激しい雨の降る所があるでしょう。風も強く、横殴りの雨になることもありますので、注意が必要です。
低気圧通過後は寒気注入 西日本は晴れても天気の急変に注意
関東や北陸、東北は昼頃から断続的に雨や雪が降るでしょう。北海道も雲が多く、所々で雪雲や雨雲がかかりそうです。
全国的に北よりの風に変わり、空気が冷たいでしょう。最高気温はきょうと同じくらいか低い所が多く、日差しの乏しい地域では数字よりも寒く感じられそうです。服装選びは慎重に行ってください。
激しい雨って どんな雨?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分ご注意ください。