熊本県で500ミリ超の記録的な大雨 雨のピーク越えても最大級の警戒を
2020年07月04日11:41
500ミリ超の大雨
特に、昨夜(3日)から今朝にかけて九州には線状降水帯(列をなした積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過することで作り出される強い降水を伴う雨域)がかかり、記録的な大雨となっています。12時間雨量は熊本県水俣市で415.0ミリ、湯前町の横谷で411.5ミリ、山江村で406.5ミリ、天草市牛深で385.0ミリなどと、広く観測史上1位の値となり、記録的な大雨となりました。たった半日で、平年7月ひと月の雨量に匹敵、または超えるような雨が一気に降り、球磨川が氾濫し、住宅が冠水するなど、大きな被害がでています。
(雨量は全て午前11時までの最大値)
雨のピーク越えても最大級の警戒を
引き続き、最大級の警戒が必要です。命を守る行動をとるようにして下さい。 あわてて避難することは危険な場合もあります。道路が冠水している場合など、どうしても屋外に避難することが難しい場合は、斜面とは反対側の2階に移動するなどして下さい。
4日正午、追記:大雨特別警報が4日午前11時50分に警報に切り替わりました。警報に切り替わりましたが、球磨川では氾濫している所があり、そのほかの河川でも増水している河川があります。洪水への一層の警戒が必要です。