20日宮城県沖地震 特徴的な余震 調査委「さらに強い揺れに注意」
2021年03月23日16:10
「さらに強い揺れの可能性」
今後1週間程度は、震度5強と同程度、またはさらに強い揺れを伴うマグニチュード7クラスの地震が起こる可能性もあるとして、注意を呼び掛けています。
東日本大震災の余震
東日本大震災の余震として記憶に新しいものとして、2月13日に福島県沖で発生した地震(マグニチュード7.3、最大震度6強)がありますが、この地震はプレート内で発生した地震で、今回と性質が異なっています。
また、今回の地震の震源域は、牡鹿半島沿岸から沖合にかけての領域とみられ、1978年に発生した宮城県沖地震(マグニチュード7.4)の震源域の西側の一部と重なる可能性があるとしています。
特徴的な余震活動
この規模の一般的な地震の後と比べると、周辺で比較的大きな余震が起きていないことが特徴です。
この領域の特性という面もありますが、規模の大きな余震が少ないため、統計学的な観点から、今後大きな揺れを伴う地震が発生する可能性があるとのことです。
今後も注意を
地震調査委員会は、今後も長期間にわたって、東日本大震災の余震域や内陸を含む周辺で、規模の大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波が発生する可能性があるとして、注意を呼び掛けています。