10月~11月はインドで大雨 ラニーニャ現象の12月~2月 世界の天候の特徴
2021年11月29日15:25
10月~11月 インドで大雨
ラニーニャ現象発生時 12月~2月 世界の天候の特徴
ラニーニャ現象は、南米ペルー沖の海面水温が平年より低くなる現象です。ラニーニャ現象は世界の天候に様々な影響を及ぼします。統計期間1958/59年~2012/13年のデータで、ラニーニャ現象発生時、12月から2月に現れた世界の天候の特徴は以下です。
気温は、 東シベリア中部、米国南部付近、ポリネシア南部~ニュージーランドで高温傾向が見られます。西日本~中国東部~オーストラリア北東部~マダガスカル、北アフリカ西部~西アフリカ西部周辺、東アフリカ南部~南部アフリカ、カナダ西部~アラスカ、カリブ海~南米北部~中部太平洋熱帯域で低温傾向が見られます。
降水量は、 フィリピンの東海上~マレーシア、南アフリカ~セントヘレナ島、米国北西部、南米北部付近、メラネシア~オーストラリア北東部で多雨傾向が見られます。フロリダ半島~メキシコで少雨傾向が見られます。
分布図は、ラニーニャ現象発生時に、平均気温の「高い(低い)」割合、及び降水量の「多い(少ない)」割合が統計期間(1958/1959年~2012/2013年)の気候的出現率よりも、信頼度水準90%以上で有意に大きい領域を、それぞれ「高温(低温)」、「多雨(少雨)」としてまとめて示しています。