きょう21日17時~19時頃「アンタレス食」 日本国内では14年ぶり
アンタレス食とは?
地球の周りを公転している月は、地上から見ると星空を背景に東へ東へと移動しています。このとき月が背景にある天体を隠していく現象のことを、月による「星食」または「掩蔽(えんぺい)」といいます。星食は、天球上の月の通り道が近い、黄道付近の恒星でしばしば起こります。1等星などの明るい恒星の星食は肉眼でも観察しやすく、観察のチャンスとなります。
星食は日食と同じように見られる地域が限られますが、今回のアンタレス食は、日本全国で観察することができます。
アンタレスの潜入・出現位置と時刻
潜入時は全国どこでも日没前なので、観察には天体望遠鏡が必要となります。また、出現時は肉眼でも見えますが、東日本では空は暗いですが低空となり、中国・四国・九州などでは日の入りから30分程度での現象となりますので、双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすいでしょう。
各地の天気 天体ショー楽しめる所は?
次回のアンタレス食は、2024年2月5日、沖縄や小笠原諸島などで楽しめます。