西日本で60日間降水量が平年の3割未満 鹿野川ダムで貯水率ゼロ 取水制限も
2023年11月21日12:48
降水量少なく 取水制限も
東北の太平洋側や関東から九州、沖縄で平年より少ない所が多くなっています。特に中国地方や四国、九州、沖縄で茶色で示される平年の30%未満の地域があるなど、極端に少なくなっています。60日間の降水量は、岡山県倉敷市で49.5ミリと平年の28%、愛媛県松山市で53.0ミリと平年の25%、大分県臼杵市で52.5ミリと平年の17%、沖縄県石垣市伊原間で88.0ミリと平年の22%などと30%未満となっています。
国土交通省四国整備局の発表によりますと、11月21日0時で、愛媛県肱川水系の鹿野川ダムは貯水率がゼロとなっています。狩野川ダムのある愛媛県大洲市でも60日間の降水量は90.0ミリと平年の37%と少なくなっています。そのほか、愛媛県の銅山川3ダム、岡山県の高梁川水系主要6ダム、京都府の日吉ダムなど西日本では所々で取水制限が行われています。また、琵琶湖でも11月21日の基準水位はマイナス61センチと、平成4年から令和4年の平均の水位より少なくなっています。
降水量が少ない理由
また、秋雨前線の活動もそれほど活発ではなかったことも降水量が少なくなっている理由の一つとして考えられます。