2024年1月の星空・天文情報 新年はじめ「しぶんぎ座流星群」 月と星々の共演も
明るい「冬の大三角」 月と惑星の接近も
日の入り後の空には土星、木星が見え、中旬にはこの2つの惑星に月が近づく様子を楽しむことができます。日の出前の空では、金星や水星が明るく輝きます。水星は、12日に西方最大離角となります。
26日は満月 1月の満月は「ウルフムーン」
満月には英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれます。狼が空腹で遠吠えをする頃であることから付けられたようです。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。
なお、26日の東京の月の出は17時23分です。
4日 三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」が極大
国立天文台によると極大時刻は18時頃ですが、日本では放射点が上っていない所が多いため、放射点が高い4日未明と5日未明が見ごろです。4日は放射点が高くなるにつれて流星が増えるでしょう。5時頃が最も多く見えて、空が暗い場所で1時間あたり10個程度と予想されます。
なお、月明かりの影響を受けますので、月のない方向の空を見るなどの工夫をして観察するとよいでしょう。
9日 細い月と金星が並ぶ 水星やアンタレスも
14日 月が土星に接近
ただ、土星は20時頃には沈んでしまいますので、観察は早めの時間がおすすめです。
18日 月が木星に接近
夜間から早朝にかけては冷え込む時間帯ですので、星空観察の際は、万全な寒さ対策をなさってください。