大気不安定 局地的に雨雲 岩手県に土砂災害警戒情報 少しの雨でも土砂災害に警戒
2024年08月13日15:09
岩手県に土砂災害警戒情報 少しの雨でも土砂災害に厳重警戒
昨日、記録的な大雨の降った岩手県にも所々に雨雲がかかり、局地的に雨が強まっています。
午後3時現在、岩手県花巻市に土砂災害警戒情報が発表されています。岩手県は、少しの雨でも土砂災害が発生しやすくなっている所があります。今夜遅くにかけて、土砂災害に厳重な警戒が必要です。山の斜面など危険な場所には近づかず、安全な場所でお過ごしください。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
関東など局地的に雨雲発達
千葉県市原市の牛久では午後2時20分までの1時間に16.5ミリのザーザー降りの雨が降りました。SNSでは、埼玉県でつむじ風の発生や、群馬県伊勢崎市で雨が強まっているという情報も見られます。
夜遅くにかけて晴れていても、急に空が暗くなり天気が急変する恐れがあります。海や山、川のレジャーは突然の大雨や雷雨、竜巻などの突風に十分ご注意ください。雨雲レーダーをこまめにご確認ください。
上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るには
上流のゲリラ豪雨を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。