東京地方に今季初の乾燥注意報 太平洋側で空気カラカラ 強風も 火災に注意
2024年11月30日11:44
関東~沖縄の所々に乾燥注意報 東京地方は今季初
太平洋側では空気が乾燥しており、11時現在、乾燥注意報が関東から九州、沖縄の所々に発表されています。今日30日10時9分に東京地方にも今シーズン初めて乾燥注意報が発表されました。東京地方で11月に乾燥注意報が発表されたのは2021年以来3年ぶりのことです。
また、沿岸部を中心に風も強く、強風注意報も発表されています。火が燃え広がりやすい気象条件となっています。
午後も空気が乾燥 火災や感染症に注意
このところ、火災が増えています。火の取り扱いにいっそうご注意ください。
また、昨日29日に厚生労働省が発表したインフルエンザの発生状況によりますと、11月18日から24日までの全国のインフルエンザ定点当たり報告数は2.36で、全国的な流行期に入ってから3週連続で増加しています。感染症にも注意が必要です。
空気が乾燥 火事を防ぐには
① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。