沖縄本島地方に記録的短時間大雨 南城市玉城付近と佐敷付近で約110ミリ
土砂災害「極めて危険」な所も 厳重警戒を
沖縄本島地方と先島諸島を中心に発達した雨雲が流れ込み、沖縄本島地方に記録的短時間大雨情報が発表されました。
きょう31日午後0時20分までの1時間に南城市玉城付近と佐敷付近で約110ミリの大雨が降ったとみられます。土砂災害警戒情報も発表されています。
沖縄本島地方に記録的短時間大雨情報が発表されるのは、昨年2021年6月15日以来です。
きょう31日午後0時30分までの1時間に南城市では99.5ミリの猛烈な雨、那覇市でも62.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
この5月は沖縄地方では雨の降る日が多く、降水量は平年の5月1か月分の降水量の2倍から3倍になっている所が多く、地盤が緩んでいます。
土砂災害の危険度分布をみると、沖縄本島の南城市や八重瀬町、糸満市、豊見城市をはじめ、南部を地域ほど、土砂災害に「極めて危険」な状態となっていて、那覇市でも土砂災害の危険度が高まってきました。
危険な場所には近づかず、安全な場所で身を確保してください。
まだ降り続く大雨に警戒
6月1日12時までの24時間に予想される雨量(多い所)
沖縄本島地方 100ミリ
先島諸島 60ミリ
6月3日頃にかけては、積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風などの恐れもあります。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、屋外の活動は安全確保に努めてください。