2週間天気 天気は短い周期変化 冷たい雨や大雨も 台風の動向にも注意
2023年10月07日17:05
8日~14日 広く晴れるのは11日 12日頃~週末は雨雲が発達しやすい
9日は、雨の範囲は東北まで広がる見込みです。九州の太平洋側や関東の房総半島付近では、降り始めからの雨量が多くなるおそれがあります。土砂災害などに注意、警戒が必要です。
10日は、広く北よりの風が強まり、北陸など日本海側に発達した雨雲がかかるでしょう。
向こう一週間で、広く晴れ間が出るのは11日です。関東や北陸付近では、にわか雨の可能性がありますが、カラッとした陽気になる所が多いでしょう。
12日頃から週末にかけて、西から上空に寒気を伴った気圧の谷が近づき、本州付近を通過する見込みです。西日本付近では、上空5600メートル付近でマイナス17℃くらいの11月中旬並みの寒気が流れ込む予想です。広く大気の状態が非常に不安定になるでしょう。九州北部から東北を中心に雨が降り、雨雲は雷雲まで発達することがある見込みです。短い時間で雨量が多くなることもあるでしょう。雷雲の周辺では、竜巻など突風が発生することもありますので、注意が必要です。
この期間、雨が降る日は、昼間もヒンヤリ感じられそうです。
15日~20日 北陸や東北を中心に雨が降ることも
日中は薄着で過ごせる日が多いですが、朝晩はこの時期らしくヒンヤリするでしょう。一日の気温の大きな変化で体調を崩さないようにお気をつけください。
台風15号は発達しながら北上 10月も本来は台風シーズン 今後どうなる?
トラック諸島近海には、きょう7日午後3時に発生した台風15号の雲の塊があります。台風15号は、今後、発達しながら北上する見込みです。今後、最新の台風情報をご確認ください。
先月9月は、台風の発生数が2個で、1951年の統計開始以降、1951年、1973年、1983年の2個と並んで最少タイ記録になりました。
10月は、平年の台風の発生数は3.4個で、今年はきょう7日午後3時までで1個発生しています。
今年は10月中旬にかけて、エルニーニョ現象などの影響で、南海上の対流活動は特に活発になることはないでしょう。台風15号の動向には注意が必要ですが、その後、次々に発生することはないかもしれません。
とはいうものの、日本の南の海面水温は、27℃以上と平年より高く、台風がひとたび発生すると、発達しやすいでしょう。10月も、本来は台風シーズンですので、油断はできません。