7月前半 台風発生しやすく 梅雨前線は北上 北陸など大雨に警戒 梅雨明けはいつ?
2024年06月30日16:35
6月に台風の発生がないと8年ぶり
6月に台風の発生がないと、2016年以来、8年ぶりです。
7月前半は一転 台風など熱帯擾乱が発生しやすい状況に
一番上の図、アメリカ海洋大気庁によると、南の海上で、台風など熱帯擾乱が発生する確率は、7月3日から9日の期間20%以上、10日から16日の期間40%以上と高めになっています。
今年も、台風シーズンに入るとみられます。
なお、平年の台風の発生数は、7月は3.7個、8月は5.7個、9月は5.0個と、8月から9月がピークになり、年間で25.1個です。
ヨーロッパ中期予報センターによると、日付変更線より西の北太平洋および南シナ海で、台風など熱帯擾乱の発生頻度は、7月から12月の期間、平年と大きく変わらない予想です。
日頃から台風に備えて、家の周りの危険な場所や避難ルートの確認などしておきましょう。
梅雨前線一気に北上 北陸や東北の日本海側を中心に大雨に警戒
対流活動が活発な領域からエネルギーが北へ伝わります。これは、夏の太平洋高気圧の北への張り出しを強める原因の一つです。
7月に入って間もなく、太平洋高気圧は北への張り出しを強め、梅雨前線は一気に北上するでしょう。大雨になる所もある見込みです。特に北陸や東北の日本海側を中心に大雨に警戒が必要です。
梅雨前線の北上は一時的 梅雨明けはいつ?
日本気象協会が27日に発表した梅雨明け予想では、九州南部から関東甲信の梅雨明けは7月中旬、北陸から東北北部は7月下旬です。
今のところの最新の予報では、太平洋高気圧の北への張り出しが安定し、関東甲信などで夏空が広がるようになるのは、早くて7月11日ごろです。これより4日から5日程遅れることも考えられます。今後、最新の長期予報をご確認ください。